今、XBOX360で「Halo」というゲームにはまっている。
1人称のシューティングゲームなのだが、恐ろしく緻密に描かれたグラフィックの中で、エイリアンを相手にリアルな戦闘を戦い抜くという設定だ。
このゲームをやりながら、昨日発売になった任天堂Wiiの「Wiiリゾート」のことを考えたら、やはり任天堂はつくづく商売がうまいと思った。
この「Halo」は確かに面白い。気がつくと1時間やそこらいつの間にか没頭している。そしてこれだけリアルなゲームを作るのは、ハードウェアの性能からいって到底Wiiには無理だ。
それでも販売台数はWiiが圧倒的に勝っている。
そりゃそうだろう。この「Halo」みたいなゲームはいろんなゲームを遊んできたマニア層には受けても、ゲームなんかやったこともない人たち、特に「父兄」にはまず受け入れられない。
だいたい、映像がリアルであるがために、グロテスクさも半端ではない。
まず背景は9割方が薄暗い建物の中、洞窟、森の中といった感じで、陰鬱極まりない。現れる敵はエイリアンとゾンビを掛け合わせたようなモンスターで、それが爆弾や銃弾で体を吹き飛ばされては体液をしたたらせたままその場に転がる。内容はバイオレンスそのものだ。
こういうゲームは、ある程度ゲームを遊んできた人間は強くひきつけたとしても、「家庭」の中で居場所はない。子供がいつまでも遊んでいたら「いい加減にそんなのやめなさい!」と雷が落ちるだろう。
その点、Wiiのゲームは家族皆で遊べることを売りにしているものばかりだ。ハードの性能が低くても、簡略化されたグラフィックがかえって可愛らしさにつながる。
「Halo」のようなゲームを遊んでいる子供の姿に顔をしかめる親でも、Wiiなら家族で遊べそうだと思い、購入する気になるだろう。
それに、たとえリアルなゲームが好きな子供だってWiiのゲームは楽しめる。一人で目を血走らせてコントローラーを握り締めたまま画面にのめりこむのではなく、親や兄弟とワイワイいいながら遊ぶことができる。
要はヘアーを出したとか出さないとかが週刊誌で話題になるグラビアアイドルと、国民的アイドルの違いである。小さな子供が松浦亜弥(古い!こんな字だっけ?)の歌を振り付きで歌っていても、親は微笑みながら見ているだろう。
この点プレイステーション3もXBox360と系統は似ている。この2機種とWiiの販売台数の差が広まったとか縮まったとか話題になることが多いが、勝負は見えている。
プレイステーションも、XBoxも、絶対にWiiには勝てない。ユーザーの裾野が全く違うのだ。
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