「ネトゲ廃人」
恐い本だ。
自分はゲームなんてやらないから「ネトゲ(ネットワークゲーム)」なんて関係ないやなどと思わないで欲しい。ゲームに限らず、ネットワークコンテンツは一定年代以下の人たちに取っては既に余りに一般的な存在になりつつある。
これがメールだけならまだいい。メールはコミュニケーションの1ツールであり、必ずリアルとの連携なくしては機能しない存在だ。
だが、朝の満員電車の中で、携帯電話の操作に熱中している女の子の手元を見ると(覗き見しているわけではない。すぐ目の前で携帯を開いているので、嫌でも視界に入ってしまうのだ)、電話機のディスプレイに表示されているのは必ずしもメール画面ではなく、ネット掲示板やブログ等であることも多い。こうしたコンテンツにおいては、生身の人間とのコンタクトを一切行わずに、ネット上だけですべての行動が完結してしまう。
この本に書かれているような人たちは、これからどんどん増えていくのではないか。
「病める日本」の一端を垣間見せられたような一冊だった。
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